上野松坂屋の屋上遊園地。
21世紀になり急激に姿を消しつつある、偉大なる昭和の遺産のひとつです。 ここのところメディア等でささやかな脚光を浴びているので、気になって遊びにくる方は 結構増えているんじゃないかと思います。
それにしてもショッピングや娯楽のあり方がずいぶんと様変わりしましたよね。 ボクより年配の方はもっとそう感じると思いますが。
この衰退する百貨店やシャッター商店街など言わずと知れた現代社会で浮き彫りに なっている問題は、人々のライフスタイルが大きく変わってきていることの映し鏡であること ぐらいだれでも想像はつくわけですが、ショッピングといえば百貨店、映画といえば映画館、 のようなわかりやすい思考、選択、行動で喜びを得ていた時代の方がいまより 豊かだったのかもしれないと考えてしまう事もあります。
その「ライフスタイル」が個人主義の要素が強くなり、車社会はますます進展し、 複合している事を当たり前のものと考え、専門的な人(商人など)をあまり必要と しなくなってきているおかげで、どこにいってもたいして代わり映えのしない郊外の大型 ショッピングセンターを増殖させ、シネコンをつくり、併設もしくは隣接する電器屋や ホームセンターなどがさらに便乗し、便利でありがたいけどとってもつまらない「街」を つくってしまっているのではないでしょうか。
もちろん大規模小売店舗法のあり方が大きく関わっているのは わかりますし、人々が求めている方向の結果であることはよく 理解しているつもりですが、それにしても寂しさを感じてしまいます。
まぁ、かくいうボクも都市に暮らしなにひとつ地域活動をしている わけではありませんし、実際いまの業態の利用者なので偉そうな事は言えませんが…
だからこそ、せめて「旧き良き時代」の写真をたくさん残しボクなりの共有、協力ができればな と思っている次第です。
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