船橋オートレース場
みなさん行った事ありますか?正確に言うと、行った事ありましたか?
オートレースとは、競馬や競艇のような公営ギャンブルのひとつで、
昭和の時代から長く親しみ続けている庶民の娯楽です。
ボクはそこまでオートレースのことを知っていたわけではありませんが、実家が浜松オートレース場のすぐ近くで、
幼い頃からレース場から聞こえるバイクの音には馴染みがありました。
船橋オートレース場がある南船橋という場所をみなさんは知っていますか?
IKEAがあるところ、といえば最近ではイメージできますかね?
90年代でいうと、ザウスがあったところです。
当時、湾岸線を車で走っていると、あの巨大な構造物がすぐに目に入ってきましたよね?
もっと昔は、飛行場もあったという話も聞いた事があります。
反対側には、ららぽーとや船橋競馬場があり、とにかく人々が集う土地のようです。
この辺りの土地は最近は高層マンションも増えるなど、有効な(お金になる)土地利用に一部の権力者の垂涎の的
だったのではないでしょうか?
2016年3月をもって閉場されてしまった船橋オートレース場。
オートレースの発祥の地です。
65年の歴史があったそうです。
閉場を決断したのは、森田健作千葉県知事。
閉場には賛否両論、というかかなりの反対運動が起こっていたようですが、選手たちをはじめとするオートレースを
愛する人たちの存続への想いを、いとも簡単に(そのようにみえる)断ち切ってしまった、この「権力者」が直接の原因
だと考えるのが普通でしょう。
オートレース事業が赤字だったとか、騒音とか、ギャンブルが健全ではないとか、時代に合わないとか、
そんな話もあったのかもしれませんが、じゃあパチンコをはじめ、他のギャンブルはどうなのかと?
真実はわかりませんが、お金の匂いがプンプンする話ではないですかね、これ?
さて、そんな船橋オートレース場での本場開催の最終日、仕事を抜け出して訪れてきました。
観戦できたのは最後の3レースだけでしたが、それはそれはとても感慨深いものでした。
結局、最後のレース後の閉場セレモニーと走路内ウォーキングまで参加して帰ってきました。
昭和な娯楽施設がまたひとつ姿を消してしまった事への寂しさだけではないんです。
われわれの指導者たちは、相も変わらず大切な「庶民の心」が見えていないのか、という失望もあるんです。
ただ、オートレース自体が無くなるわけではないので、まだまだ他レース場で楽しみたいとは思いますが。
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