旧海岸通りや元なぎさ通りなど、昔の海岸線から埋め立てなどにより海岸線が外へ伸びた 都市部などでよく見る地名があります。 それらはもともとの海岸線はココだったんだよという由来があるわけですが、都市の発達とともに、 漁港や養殖場だったところが埠頭や空港、石油コンビナートなどにかわり、さらなる利便性や発展に 役立っているわけです。
3.11の震災による東北地方の海岸付近の様変わりは、皆が映像などで目にしていると思います。
都市に住んでいると忘れがちですが、海に囲まれた日本のほとんどの海岸ではその「海の幸」によって 生活を守られている事実があります。 それは太古の昔から変わらないであろう、日本人が受ける恵みなんだと思います。 その恵みを与えてくれていた海に、今回は相当な厳しさをもらったわけです。
街の復興策として、市街地を高台に移すことも考えられていると思います。 何十年後かに完全に「低い土地」から人々の生活の営み(漁場を除く)がなくなったときにそこは、 「市街地跡地」とされてしまうのでしょうか? それともまた正々堂々と立ち向かっていくのでしょうか?
そして、あらためて考えてしまう事は、都市部の海岸線での「自然の逆襲」はずっと蓄積され 続けていてそろそろ爆発するんじゃないか、と。 汚染によって海産物が食べられないとかのレベルではなく…という意味で。
湾だからといってナメンナヨ!と聞こえてきそうです。 原発事故でその代償を福島県民に強いている東京湾岸民(首都圏民)、覚悟は出来ているかい?
そんなことを想像する事も出来ないくらい、平穏なピンクのバスが走る風景、とは?
※あくまでも個人的見解、感情、思想による“日記”です
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